2007年06月18日 |
BASF、特殊可塑剤「ヘキサモールディンチ」大幅拡張完了 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:BASF |
BASFは18日、ドイツの本社工場で行っていた、特殊可塑剤、HexamollRINCH(ヘキサモールディンチ)の生産能力拡張工事を完了したと発表した。 生産能力は年産2万5,000トンから10万トンへと一挙に4倍に拡大した。 「ヘキサモールディンチ」は、安全性が重視される用途向けに開発した可塑剤で、最近は玩具や医療機器への使用が注目されている。 同製品に対しては、欧州食品安全機関(EFSA)が肯定的な評価を行ったのに続き、欧州委員会の指令の4th Amendment で食品に接触する材質として使用が許可され、今後は、包装用フィルムやチューブ、シールなど、食品と接触する製品への使用の大幅な増加が期待されている。 日本では、ヘキサモールディンチは非フタル酸系可塑剤として「塩ビ食品衛生評議会」から、水溶性食品への使用が認められているが、さらに油性食品への使用認可を申請中で、年内の認可取得を目指している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1182142664.pdf |