2007年06月19日
SMの出荷、5月も前年比9%増と好調を維持
輸出が国内向けの若干の落ち込みをカバー
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が19日に集計したSM(スチレンモノマー)の5月の総出荷数量は292,532トンで、前年同月の実績を9%上回った。3ヵ月連続の前年同月超えである。
 
 うち国内向けは156,943トンで、前年同月を1%下回った。3ヵ月振りの前年同月割れである。しかし、輸出が135,589トンで前年同月を23%上回り、国内向けの落ち込みを完全にカバーした。輸出は3ヵ月連続の前年同月超えである。中国からの引き合いの活発化に各社が対応していることによる。
 
 一方の総生産量は290,947トンで前年同月を10%上回った。昨年に比べて定修による運休プラント数が少なかったことによる。この結果、生産は5ヵ月連続の前年同月超えとなった。しかし5月の総出荷数量が総生産量をわずかに上回ったので、月末在庫は前年同月比7%減の75,675トンとなっている。