2007年06月20日
「経済成長戦略大綱」見直し、イノベーション施策など強化
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省は20日、昨年7月に策定した「経済成長戦略大綱」を“骨太方針”で見直したローリング版を発表した。「成長力の強化に向けて、施策の具体化・強化を図る」とし、短期、中長期の「工程表」も改定した。
 
 これまでに「具体化・強化した施策」の中で、「イノベーションを生み出す仕組みの強化」の項では「研究開発の成果が迅速に市場化につながる仕組みを強化する。わが国が世界をリードしていく分野等を戦略分野とする」とし、取組みを以下の通り報告している。
 
 ・「革新的医薬品・医療機器創出のための5カ年戦略」 :新薬の上市までの期間を2.5年短縮。ベンチャー企業の支援等。
 ・中小企業技術革新精度(SBIR)の抜本的改革。
 
 ・「イノベーション促進のための特許審査改革加速プラン2007」 :2013年に審査順番待ち期間を現在の27カ月から11カ月に短縮する。
 
 ・「国際標準化戦略目標」 :2015年までに国際標準の提案件数倍増、欧米並みの幹事国引受け数実現。

 ・イノベーションへの民間投資の加速(R&D、人材、IT) 
 ・戦略的分野における産学官連携プロジェクトの実施 :次世代環境航空機、次世代軽水炉・高速増殖炉サイクル、ロボット、宇宙利用、半導体、サービス工学等。
 
 ・エコイノベーション :環境重視・人間重視の技術革新・社会革新の推進。
 ・21世紀の新農政2007 :2013年までに輸出額を1兆円に 等。