2007年06月20日
千代田化工、仏アクセンス社に超深度脱硫触媒技術をライセンス
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営、海外)
【関連企業・団体】:千代田化工建設

 千代田化工建設は20日、チタニア(チタン酸化物)担体の超深度脱硫触媒技術をフランス国立石油研究所(IFP)の子会社、アクセンス社にライセンス供与する契約を締結したと発表した。今後、千代田化工の開発技術をもとにアクセンス社が製造し、両社で販売する。
 
 チタニア触媒は、軽油の脱硫触媒として現在普及しているアルミナ担体触媒よりも単位表面積あたりの活性が高いことは知られていたが、その表面積を大きくすることに技術的課題があった。
 
 千代田化工は、1999年からNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)・石油産業活性化センターのプロジェクト研究に参加し、チタニア触媒の実用化研究を進め、独自の触媒調整法により、これらの課題を克服した。
 
 アクセンス社は、すでにチタニア触媒の生産準備に入っており、2008年第1四半期には商業生産が開始できる見通しである。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1182329780.pdf