2007年06月21日
東ソー、固型か性ソーダ 7月から15円値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:東ソー


 東ソーは21日、固型か性ソーダ(トーソーパール、フレーク苛性ソーダ)の値上げを実施すると発表した。7月出荷分から1キログラム当たり15円値上げする。

 同社は、昨年3月にも固型か性ソーダの収益改善を図るため値上げを行ったたが、事業環境は依然厳しく、原燃料価格やユーティリティコストの上昇に加えて、小ロット配送を中心とした物流費やメンテナンス費用の増加が採算を圧迫している。

 一方、国内需要は堅調に推移しており、昨年春以来の2社2工場(セントラル硝子・川崎、日本製紙ケミカル・岩国)の生産撤退もあって、需給バランスはタイト状況が続いている。

 こうした中同社はソーダ事業安定化のため、将来の製造体制整備を念頭に置いた「新価格体系」の早期構築を目指す。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1182399141.doc