2007年06月21日
日立化成と神奈川大学、共同研究開発で包括契約
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:日立化成工業

 日立化成工業は21日、学校法人神奈川大学(臼井宏尚理事長)との間で、次世代材料技術の共同研究開発に関する包括契約を締結したと発表した。
 
 神奈川大学(理学部、工学部)は高分子研究分野で高度な知見を有し、現在文部科学省の大型研究プロジェクトとして、2件のハイテクリサーチセンター(理学部化学系、工学部電子情報系)と2件の学術フロンティア(工学部建築系、工学部応用化学系)を推進、優れた実績をあげている。
 
 また、研究成果を社会に還元するため産官学連携推進室を設置し、受託・共同研究の促進、知的財産の活用、技術相談などを行っている。
 
 一方、日立化成は、次世代の高性能・高機能材料の研究開発に注力しており、自社開発技術だけでなく、グループ企業や他社との連携、研究委託、技術導入、アライアンス、大学との包括的な共同研究など、外部の優れた技術を積極的に導入し、事業化の効率化とスピードアップを図ってきた。
 
 今回両者は、次世代材料技術を中心にエレクトロニクスやエネルギーなど広範な分野での共同研究開発が可能と判断し、包括契約を締結した。
 
 今後はエポキシ樹脂用硬化剤や縮合系芳香族ポリマーの新規分野など数テーマから活動を開始する。技術レベルの高度化を図り、わが国電気・電子材料の核となる最先端材料技術の確立に努める。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1182407481.pdf