2007年06月22日
三菱化学、アセトン関連製品 7月出荷分から追加値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は、国内向けアセトン関連製品の追加値上げを実施する。7月1日出荷分から、アセトンを1キログラムあたり10円、メチルイソブチルケトン(MIBK)を同13円値上げする。

 同社は今年4月、主原料及び用益費の高騰からアセトン・MIBKの価格修正を打ち出し、6月から実施したが、打ち出し当時の国産基準ナフサ価格は57,000円/klレベルだった。

 しかし、ナフサ価格はその後さらに大幅上昇し、現行価格体系ではコスト的にも安定供給が難しくなってきた。
 
 このため、国産基準ナフサ価格62,000 円/klを前提に、7月1日出荷分から再度値上げを行うことにした。主原料価格がこの前提を越えてさらに上昇した場合は、改めて値上げ幅を改定する意向である。