2007年06月25日 |
昭和電工、世界最大記録容量 3.5インチハードディスク量産開始 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工はこのほど、垂直磁気記録方式(注)による記録容量334ギガバイト/枚の3.5インチハードディスクの量産化体制が整い、本格出荷を開始した。3.5インチのアルミ製ハードディスクの記憶容量としては、現時点で世界最大となる。 同社は2005年6月、世界で初めて垂直磁気記録方式によるハードディスクの生産を開始し、今年4月には、160ギガバイトの記録容量をもつ2.5インチHDを生産するなど、技術面でも世界をリードしてきた。 大記録容量ハードディスクの需要は、デジタルハイビジョン放送がそのまま録画できるHDDレコーダーや、動画の保存・編集を行うパソコンの売れ行き好調に伴い、このところ急速に拡大している。 同社は、昨年末シンガポールに新工場が完成し、垂直磁気記録方式にによる大量のハードディスクを安定的に供給できる体制を確立した。 ■ 垂直磁気記録方式 :ハードディスク記録容量の大幅な拡大を可能にする技術。従来の面内記録方式がディスク面に水平に磁気を記録するのに対して、垂直磁気記録方式は縦方向に記録するため、記録密度を大幅に高めることが可能。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1182738564.doc |