2007年06月25日
OPPの5月の出荷、5ヵ月振りの前年超え
食品包装用が今年初めて前年を上回る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が25日に集計したところによると、OPP(PP延伸フィルム)とCPP(PP無延伸フィルム)の5月の出荷数量はいずれも前年同月を上回った。
 OPPの総出荷数量は20,453トンで前年同月の4.9%増、CPPは13,265トンで同6.2%増となっている。
 
 OPPは5ヵ月振り、すなわち今年に入って初めての前年同月超え。CPPは4月に続いての今年2度目の前年同月超えである。両品種がともに前年同月を上回ったのも5ヵ月振り。
 
 5月の出荷量がともに高水準となったのは、最大消費品種の食品包装用がともに5ヵ月振りに前年を上回ったため。OPPの食品包装用は7.6%、CPPの食品包装用は3.5%それぞれ前年を上回った。これには、最近の原料樹脂メーカーの相次ぐ値上げ表明が引き金となって直接の大手ユーザーであるコンバータ各社の間に両フィルムの先高観が急速に広まってきたことが少なからず作用していると見られる。
 
 OPPとCPPの5月の出荷実績と1〜5月の累計は別表の通り。

【関連ファイル】
PPフィルムの07年5月の出荷実績と累計
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1182758789.xls