2001年06月29日
藤沢薬品『ニバジール錠2mg』の効能・効果変更
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:藤沢薬品

 藤沢薬品工業は29日、カルシウム拮抗剤『ニバジール錠2mg』(ニルバジビン)の効能・効果について「脳梗塞後遺症」領域の臨床試験を行った結果、自発性低下改善度は同剤投与群の改善度(43.6%)に対し、プラセボ群では38.4%と両群間に有意差を見出すことができなかったと発表した。
 このため同社は『ニバジール錠2mg』の脳梗塞後遺症領域に関する効能・効果及び用法・用量を取り下げる一部変更手続きに入る。
 同剤は同社が開発したカルシウム拮抗剤で、1989年に「本態性高血圧症」を適応として承認され、1992年には「脳梗塞後遺症領域」でも有用性が確認され効能・効果が承認された。