2007年07月03日
ナフサの日本勢の契約価格、先週も小幅アップ
週平均価格が3週間振りに680ドル台に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油企業ならびに石油化学企業等が先週中に国際スポット市場で契約したナフサの平均C&F価格はトン当たり680ドル強となった模様。
 
 前の週の平均に比べると5ドル弱の値上がりで、3週間連続で下がったあと2週連続の上昇となった。680ドル台は3週間振りのこと。
 もっとも、前の週の平均価格に対する上昇率はわずか0.7%前後にすぎない。ナフサの国際スポット相場を大きく左右する原油の国際スポットものの先週の平均価格の対前週比は、WTIが0.6%高、ブレントが0.9%安、ドバイが0.7%安となっている。前の週とほぼ同じレベルにとどまっているわけだが、C&F/日本の価格はこのうちのWTIの変動にスライドするかたちとなっている。
 一方、北西欧のナフサ価格の先週の平均はCIF675ドル強となっている。前の週の平均を10.5ドル(1.6%)上回っている。2週連続の小反発である。