2007年07月04日 |
BASF、米国のアルキルエタノールアミン新プラントが操業入り |
【カテゴリー】:海外(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:BASF |
BASFは4日、米国ルイジアナ州ガイスマーの大型石油化学プラント(フェアブンド=統合生産システム)に新設したアルキルエタノールアミン(AEOA)製造プラントの操業を開始したと発表した。予定を約1カ月前倒ししてのスタートとなった。 ガイスマーのプラントでは、現在20種類の特殊アミンを生産しており、新設のプラントは、こうした既存施設を補完するものとなる。 新プラントは、既存のエチレンオキサイド工場に統合し操業する。ガイスマーの新設プラントにより、BASFの全世界でのアルキルエタノールアミンの生産能力は約40%拡大する。同社は、独ルートヴィッヒスハーフェン本社の石化プラントでもAEOAプラントを操業している。 BASFの北米アミン中間体事業担当ビジネス・ディレクターのジョー・リンチ氏は「米国のアルキルエタノールアミン事業には、水処理剤、ガス吸収剤、塗料の各分野で大きな成長のチャンスがある。国内生産を開始することで、顧客に対して、より容易・迅速にサービスを提供することができる」と語った。 BASFは、多様なアミンの製品ポートフォリオをそろえて市場展開している。アルキルアミン、アルカノールアミン、アルコキシアルキルアミン、ジアミン、ポリアミンに加え、芳香族アミンやヘテロサイクリックアミンを生産している。さらに、高い光学純度と化学的純度を持つキラルアミンの製品ポートフォリオを拡充させている。これらの中間体製品は、ドイツ本社のルートヴィッヒスハーフェンとシュヴァルツハイデ(ドイツ)、アントワープ(ベルギー)、ガイスマー(米国)、カマサリ(ブラジル)、南京(中国)で生産している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1183528123.pdf |