2007年07月04日
BZの契約価格、米亜とも下降
USCPは370セント、ACPは1,045ドル
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 ベンゼン(BZ)の7月のコントラクト価格が米国でもアジアでも引き下げられることが確定した。米国のコントラクトものの価格(USCP)はガロン当たり370セント(トン当たり1,110ドル)に、アジアのコントラクトものはトン当たり1,045ドルに決定した。

 6月に比べると、USCPは同30セント(トン当たり90ドル)安、ACPは同65ドル安ということになる。USCPは2ヵ月連続の値下がり、ACPは5ヵ月ぶりの反落となる。

 7月のコントラクト価格が両地域とも下がったのは、6月の国際スポット価格が下がったため。米国のガソリンの在庫が当初の予想に反して多いことが判明したとの情報がトレーダー筋に広がったことによるものであった。

 しかし、月末になって事実でないことが公になり、このため最近のスポット価格は反騰している。直近の韓国のFOB価格はトン1,050ドルまで戻している。BZメーカーの間には、しばらく強含みで推移すると見る向きが多い。