2007年07月06日
ナフサの国際スポットが再騰
C&F/ジャパンは再び700ドル台に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、国際スポット市場におけるナフサ価格が今週明けから再び上昇、わが国の商社や石油・石油化学企業等が5日までの4日間に契約したC&F価格(いわゆるC&F/ジャパン)の平均はトン当たり701ドル強となった。
 
 C&F/ジャパンが同700ドル台となったのは、5月の最終週の平均が708ドルとなっていらい5週間ぶり。前の週の平均に比べると約21ドル(約3%)の値上がりとなる。最近のボトムである6月第2週の平均に比較すると同27ドル半ば(4.1%)高となる。
 
 今回の反騰の背景についてエチレンセンター各社は、米国におけるガソリン在庫の縮小に伴う原油のスポット価格、特にWTIと北海ブレントの上昇が引き金になっていると分析している。その分析を裏付けるように北西欧のナフサのCIF価格も急反発しており、今週明け後4日間の平均は同692ドルとなっている。先週の平均を17ドル上回っている。