2007年07月12日 |
BASF、建設化学品事業拡大へ意欲 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:BASF |
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は12日、独デグサ社の建設化学品事業買収1年を機に今後の業績予想を発表した。2015年までには同事業の売上高が倍増し、約40億ユーロに達するとしている。 成長を牽引するのは主にアジア・太平洋地域などの成長市場で同社建設化学品事業アジア・太平洋地域担当バイス・プレジデントのボリス・ゴレラ氏は「アジア・太平洋地域での市場拡大を加速する。先進技術を移転し、高耐久性、建設スピード、エネルギー効率へのニーズに対応する」と語った 建設化学品の市場規模は290億ユーロ、年率4−5%で成長している。BASFは、成長の著しいアジア・太平洋地域の市場で今後数年間に年率7−8%の成長を遂げると予測している。 なおBASFは目標達成のため以下の3施策を計画しているという。 (1)別の地域で成功を収めた技術を他の地域へ移転すること。 (2)研究開発分野などでBASF が持つ強みを活用することで、より優れたプロダクト・ソリューションを生み出すことにより市場に迅速に参入すること。 (3)アジア・太平洋地域や東欧などの成長市場で事業を拡大すること。 |