2001年06月28日
ポリプラ、三菱ガス化など3社、中国にポリアセタール6万トン設備建設
100%外資で運営、2004年南通に完成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ポリプラスチックス、三菱ガス化学

 ポリプラスチックス、三菱ガス化学、ドイツ・チコナの3社は28日、中国に6万トン規模のポリアセタール樹脂製造プラントを建設することで合意し、フィージビリティ・スタディを開始したと発表した。2004年の完成を計画している。

 同プラントは上海の北部、江蘇省南通に建設される予定で、このほど南通経済技術開発区との間で土地取得について基本合意し、同省当局から建設承認も得ている。

 プラント建設は3社または3社の子会社の共同出資によって設立される100%外資の合弁会社が行う。ポリプラスチックスは合弁会社に過半数の出資を行い、運営管理に当る。

 プラントを中国に建設することにしたのは、将来同国内でマーケットの成長が見込まれるため。現在中国内のPOMマーケット規模は年間10万トンと推定されている。3社による合弁会社は年内発足の予定。

 ポリプラスチックスとしては台湾・高雄(長春グループと合弁)の年産2万トン、昨年スタートしたマレーシア・クアンタン(100%出資)の同3万トンに続き、ポリアセタールでは3番目の海外工場となる。