2007年07月19日 |
EPSの6月の出荷、3ヵ月振りの前年割れに |
1〜6月の合計も前年を1.7%下回る |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会が18日に集計したところによると、EPS(発泡スチレンビーズ)の6月の総出荷数量は15,296トンとなった。3ヵ月連続の15,000トン台乗せとなったものの、前年同月比は7.0%減で、3ヵ月振りの前年同月割れとなった。 6月の出荷が大幅な前年同月割れとなったのは、消費量が最も多い水産用の需要が不振で2ヵ月連続の前年割れの7.5%減となったのに加えて、家電用が3ヵ月連続の前年割れの同18.8%減、ブロック用が2ヵ月振りの前年割れの6.5%減とそれぞれ落ち込んだことによる。 この結果、EPSの1月から6月までの総出荷数量は86,574トンとなった。前年同期を1.7%下回っている。ブロック用が1.4%、他成型品用は0.1%それぞれ前年同期を上回ったが、主力の水産用の2.5%減や家電用の1.9%減をカバーするには至らなかった。水産用、農業用、他成型品用の3分野の需要が2月から3月にかけて落ち込んだのが響いている。 下期に少なくとも前年同期比2%増を実現できないと、年間ベースで3年連続のマイナス成長になる。 EPSの需要分野別の6月の出荷実績と上期の累計は別表の通り。 【関連ファイル】 EPSの07年6月の出荷実績と上期の累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1184807783.xls |