2007年07月19日 |
東ソー、VCMの7月の対中価格を据え置き |
トン当たりのCFR価格、760〜770ドルに |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーはこのほど、中国の大手PVC(塩ビ樹脂)各社との間で原料VCM(塩ビモノマー)7月の輸出価格交渉をまとめた。 決着価格はトン当たりCFR760〜770ドルで、6月の価格の横並びとなっている。今年に入ってからの同社の対中輸出価格の推移をたどると、1月が同640〜650ドル、2月と3月がともに同690〜700ドル、4月が同700〜710ドル、5月が同720〜730ドル、6月が同760〜770ドルとなっている。 今回決着した7月分の価格は、6月に対しては据え置きとなったものの、年初に比べると同120ドル高い。前年同月に対しても同じく同120ドルの値上げとなる。 財務省の集計によるVCMの対中国向けの1〜5月の輸出通関数量は228,868トンで、前年同期を約20%下回っている。国産カーバイド法製品の増産の影響を受けてのもの。 |