2007年07月19日
日本ゼオン、水島工場に高機能樹脂COP製造設備を増設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ゼオン

 日本ゼオンは19日、水島工場で高機能熱可塑透明樹脂シクロオレフィンポリマー(COP=製品名:ゼオネックス、ゼオノア)プラントの起工式を行った。
 
 COPには汎用タイプの「ゼオノア」と、特殊タイプの「ゼオネックス」の2種類があるが、今回起工したのは「ゼオノア」で、現有年産13,000トン設備に加えて、同規模のプラント1系列を新設、合計能力を同26,000トンとするもの。「ゼオネックス」の現有同5,000トンプラントと合わせると、COPの生産能力は年産31,000トンとなる。完成は2008年7月末の予定。
 
 「ゼオノア」は (1)吸水性がほとんどなく寸法安定性が高い (2)広い波長領域で高い透明性を示す (3)光学的に異方性が低い、などの特徴をもっているため、光学フィルム原料のほか、液晶画面の導光板・拡散板などの材料としても多用され、このところ急激にその需要が伸びている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1184823870.pdf