2007年07月20日
ポリオレフィンの第二次値上げ交渉が大詰めに
週明けから大手需要家との話し合いが本番に
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン各社が樹脂加工メーカーとの間で進めている今年2度目の値上げ交渉がいよいよ大詰めの段階に入った。
 
 同樹脂メーカーによると、小口の取り引きについては今週半ばまでにほぼ全てのユーザーから同意を得ており、また中口の需要家との話し合いもおおむね樹脂メーカーの希望が受け入れられるかたちで進んでいるという。

 残る大手需要家との話し合いが本格化するのは週明けからとなる模様。需要家の中には、上げ幅の縮小と実施時期の繰り延べを強く求めるところが多い。しかしポリオレフィン各社とも、7〜9月期のナフサ価格が1キロリットル6万3,000円となる公算が大きいとの判断から上げ幅の縮小要求には応じられないとしており、キログラム15円上げで来週中にユーザー各社の同意を取り付けたい意向。