2007年07月23日
PSPの今年上期の出荷、前年比1.5%減に
ラミ丼用の1〜4月の不振が響く
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シート(PSP)の今年上期(1〜6月)の総出荷数量は53,430トンとなった。前年同期の実績を1.5%下回っている。ラミネート丼向けの1〜4月の需要不振が大きく影響している。
 
 品種別の実績は、トレー反が23,040トンで前年同期比0.7%減、一般反が12,000トンで同1.1%増、ラミネート丼用が13,980トンで同5.0%減、ラミネート一般向けが4,410トンで同1.8%減となっている。
 
 消費量が最も多いトレー反とその姉妹品の一般反の合計は35,040トンで、前年同期は0.1%減となっている。需要家の薄肉化要求が続いている中では小幅の減少と言える。しかしラミネート丼向けとラミネート一般向けの合計は18,390トンで前年同期を4.2%下回っており、これが全体の足を大きく引っ張るかたちとなっている。
 もっとも、このうちのラミネート丼向けの5月と6月の出荷はともに前年同月を上回っている。5月は0.4%増にすぎないが6月は1.9%増で、1〜4月の不振から抜け出す傾向にある。