2007年08月01日
スポットナフサの7月の契約価格が再騰
長契ものを含めると706〜707ドルか
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油・石油化学企業等が7月中に国際スポット市場で契約したナフサのC&Fベースの月間平均価格はトン当たり約698ドルとなった模様。

 6月の契約価格の平均は今年最高値となった5月の平均を約31ドル(4.3%)下回って同680ドル弱となったが、7月の契約分は逆に18ドル強(2.7%)の反発となった。5月の711ドルに次ぐ今年2番目の高値である。前年同月の契約価格に比べると40ドル(6%)高い。これまでと同様に原油のスポット相場の反騰に連動する反発となった。

 これに長期契約ものを加えた7月契約の平均価格は706〜707ドルになると見られる。わずか1ヵ月で再び700ドルの大台を超えることになり、7月の契約分が到着する9月の円単位のキロリットル当たりの価格は為替がよほど円高に振れないかぎり6万円台となる。