2007年08月02日
BZのコントラクト価格、米・亜とも値下がり
米国のガソリンの需給緩和と価格の軟化が影響
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 米国ならびにアジア地域におけるBZ(ベンゼン)の8月のコントラクト価格がいずれも7月を下回るレベルに引き下げられることが決まった。
 
 米国のコントラクト価格(USCP)は1ガロン当たり359セント(トン当たり1,074ドル)に、またアジア地域のコントラクト価格(ACP)は1トン当たり1,020ドルとなる。7月に比べると、USCPは同11セント(同32ドル)、ACPは同25ドルそれぞれ引き下げられる。USCPは3ヵ月連続の、ACPは2ヵ月連続の値下がりとなる。

 今年に入ってのピークはUSCPが5月の同420セント(同1,256ドル)、ACPが6月の同1,110ドルであった。8月の価格はそれを14.5%、8.1%それぞれ下回る。米国におけるガソリンの需給の緩和と市況の軟化が影響してのものと見られる。もっとも、今年のボトムの2月に対比するとUSCPは10.1%、ACPは7.4%高い。