2007年08月06日
スポットナフサの日本勢の契約価格、680ドル弱で推移
先週の平均C&F価格、6月最終週のレベルに戻る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、先週中に商社や石油ならびに石油化学企業等がナフサの国際スポット市場で契約したナフサのC&f価格の平均はトン当たり680ドル弱となった模様。最高値は688ドル強、最安値は672ドル弱になったと見られている。

 週単位では3週連続の下降である。ただし各週とも下げ幅が小さく、先週の価格も前の週の平均を1.7%下回るにとどまっている。原油のスポット相場が激しい上下動を繰り返しているのとは異なるが、この要因についてエチレンセンターの多くは、一時期700ドルを大きく上回ったことでトレーダが買い控えに転じたことと、インドのリファイナリーが増産に踏み切ったことが大きいと分析している。