2007年08月07日
三菱化学の「ケミストリープラザ」が人気
1月のオープンいらいの来場者が5,500人に
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学が今年1月に都内港区の本社ビル2〜3階に開設した「ケミストリープラザ」が需要家各社の注目を集め、連日多数の来場者でにぎわっている。
 中澤晶人・同社コーポレート営業推進部ケミストリープラザ長によると、これまでの来場者数は5,500人を優に超えており、引き続き予約が相次いでいるという。
 
 同プラザは、三菱化学グループの持つ炭素化学からライサイエンスやポリマー加工技術に至るまでの広範な技術基盤を紹介する「技術プラットフォームゾーン」、化学による20年後の未来カーの設計・開発など未来に向けた取組みを紹介する「テーマゾーン」、そして“豊かで持続可能な社会を支える”“多彩で快適な未来を拓く”“健やかで安心に満ちた暮らしを実現する”の三つのコンセプトに沿って社会のニーズに的確に対応しつつある事例を紹介する「ソリューションゾーン」の三つの展示ゾーンで構成。加えて顧客と技術的なディスカッションを行うための「コミュニケーションルーム」と、最大50席を配置できるAV機器完備の「プレゼンテーションルーム」も設置されている。
 
 来場者は、自動車ならびに部材メーカー、樹脂加工メーカー、包装材コンバータ、電子・電機メーカー等々、文字通り多岐にわたる。その多くが研究開発部門や市場開拓部門に席を置く人々で占められている(中澤センター長)とのこと。多い日は10人を数え、見学とディスカッションに1時間半なり2時間を費やすグループが多数を占めるという。「いまだに申込が多いので、あらかじめ予約してからおいでいただくほかない」と中澤センター長は嬉しい悲鳴を上げていた。