2007年08月07日
三菱商事、国産バイオエタノール事業へ参画
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:三菱商事

 三菱商事は7日、北海道農業協同組合中央会などJAグループが6月に設立した「北海道バイオエタノール社」から、3億円の増資引き受けを行い、輸送燃料用バイオエタノール製造事業に参画すると発表した。
 
 工場は北海道十勝地区清水町に建設する。バイオエタノールの生産では国産最大規模となる。三菱商事はJAグループに次ぐ事業会社の株主となる。

 同事業会社は今年度、農林水産省から国家プロジェクト「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」として認定された。
 
 周辺地区で生産される「てん菜」や食糧にならない規格外の小麦を原料に、2009年4月から年産1.5万キロリットルの製造を目指す。地球温暖化対策の一つとして、バイオエタノールの利用が本格化しようとしているときだけに今後の取組みが注目される。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1186476452.pdf