2007年08月09日 |
NEDOの補助金公募に多数の断熱リフォーム計画者が応募 |
第一次で塩ビサッシ採用を中心に225人が交付対象に決定 |
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、同機構が住宅の高効率エネルギーシステムの導入促進を目的に先に実施した今年度第一次補助金交付の募集に対する応募件数は1,050件となり、「機器を含まない断熱リフォーム」の応募件数は225件に達し、いずれも申請の全てが認められた。断熱リフォームの申請の多くが塩ビサッシによる内窓の設置だと同機構では説明している。交付される補助金の総額は8億2,000万円となる見込み。 住宅の高効率エネルギー化(省エネ化)を目指す一般市民に対して同機構が補助金の交付を開始したのは平成16年度から。同年度の応募件数は690件で、申請が認められたのは608件であった。塩ビサッシによる内窓の設置を中心とする断熱リフォームの応募件数は48件で、交付の対象に選ばれたのは43件であった。補助金総額は6億3,000万円。 初年度とあって総応募件数も断熱リフォームの応募件数もともに関係者の予想を下回る規模にとどまった。しかし、同制度が世の中に知られるようになってからは応募件数が急拡大、18年度の総応募件数は1,300件、承認件数は1,270件、塩ビサッシ等による断熱リフォームの応募件数は202件、承認件数は198件となった。3年間で総承認件数は2.1倍に、また同断熱リフォ-ムの承認件数は4.6倍に膨らんだ。同年度の補助金総額は11億1,00万円。 今年度は、そうした前年度の実績をさらに大幅に上回る見通しとなっている。特に大きな伸びが見込まれるのは断熱リフォームの応募と認可の件数である。すでに第一次分だけで認可件数が前年度(募集は一度だけ)の実績を13.6%上回っているからだ。これには、樹脂サッシ普及促進委員会の要請を受けて同機構が今年度から募集回数を年2回に増やしたことと、同委員会による普及促進活動が大きく寄与していると見られる。 NEDOでは第二次募集も実施して8月2日に応募を締め切った。現在はその結果を集計中で詳細が明らかになるまでには1ヵ月ていどかかると見られている。総応募件数は900件ていどとなった模様。最も応募件数が多かったのは「機器を含まない断熱リフォーム」と見られている。 |