2001年06月25日
バセル社、サウジアラビア社とPP合弁会社を設立
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:BASF

 ポリオレフィン製造のバセル社(Basell、BASF社とシェル社の合弁会社)はサウジアラビア国営のNational Petrochemical Industrialization社(本社リヤド)と合弁会社設立の契約を交わし、サウジアラビアの西海岸、アルジュバイル工業地域に年産45万トンのポリプロピレン(PP)工場を建設することに合意した。サウジアラビア側はこの合弁会社の75%の株を持ち、生産開始は2003年の見通し。同工場はバセル社の生産技術を利用し、ホモとランダムの共重合体を生産する。

 バセル社はこの計画により、以前に持っていたサウジアラビアの東海岸における同様のプロジェクトを白紙に戻した。東海岸の計画はBASF社とシェル社がバセル社を設立する前の2000年10月、それぞれのポリオレフィン事業を統合するためのものだった。

 またバセル社はドイツ・ケルン近くのヴェッセリングに、現在32万トン/年の高密度ポリエチレン(HDPE)プラントを建設中で、2003年第4四半期より稼働する予定。