2007年08月10日 |
PSPの出荷、7月も前年をわずかに下回る |
ラミの不振をトレー反がカバーし切れず |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が10日に集計したところによると、同シート(PSP)の7月の総出荷数量は9,240トンとなった。前年同月の実績を0.3%下回っている。6月に続いての前年同月割れで、今年に入ってからこれが5度目の前年比割れとなる。 7月の出荷がわずかながらも前年同月を下回ったのは、最大消費品種のトレー反を除く3品種が全てマイナス成長となったため。トレー反は2.3%増えて2ヵ月振りの前年同月超えとなったが、一般反は0.9%、ラミネート丼向けは1.9%、ラミネート一般向けは9.9%それぞれ前年を下回った。弁当向けや納豆向けが中心の一般反、中華麺向けが主体のラミ丼、弁当向けが主流のラミ一般はいずれも2ヵ月連続の前年同月割れである。 この結果、PSPの1月から7月までの総出荷量は62,670トンとなった。前年同期の実績を1.4%下回っている。トレー反と一般反は前年同期のほぼ横並びとなっているが、ラミ丼とラミ一般が大きく落ち込んでいる。紙容器の台頭による面が大きいと見られている。 PSPの7月の出荷実績と1月からの累計は別表の通り。 【関連ファイル】 PSPの07年7月の出荷実績と累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1186732563.xls |