2007年08月20日 |
EPSの7月の出荷、再び前年同月超えに |
その他成型品用、家電用、農業用が大幅増 |
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会の集計によると、EPS(発泡スチレンビーズ)の7月の総出荷数量は15,444トンとなった。前年同月の実績を4.9%上回っている。6月の出荷量は3ヵ月振りの前年同月割れとなり、しかも縮小率が7.0%と大きかったので先行きが警戒されたが、実際に蓋を開けるとわずか1ヵ月で再び前年同月超えに戻り、しかも今年に入って最大の伸び率となった。 7月が高い伸びとなったのは、その他成型品向け、家電向け、農業向けの3部門がそれぞれ13.5%増、10.1%増、29.4%増とこれまでにない大きな伸びを遂げて最大消費分野の水産向けとブロック向けの前年割れを完全に補ったため。もっとも水産向けは、3ヶ月連続の前年同月割れとなったものの、縮小率はわずか0.3%にとどまった。 こうした結果、1月から7月までの累計は102,018トンとなった。7月が順調な伸びを遂げたにもかかわらず1〜7月の合計は前年同期を0.8%下回っている。1〜3月期の前年同期を2.6%下回ったのが響いている。 農業向けとその他成型品向けはともに1.6%、またブロック向けは0.6%それぞれ前年同期を上回ったが、主力の水産向けの2.2%減と家電向けの1.3%減をカバーするまでには至らなかった。 EPSの需要分野別の7月の出荷実績と1〜7月の累計は別表の通り。 【関連ファイル】 EPSの07年7月の出荷実績と累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1187568645.xls |