2007年08月20日 | |
協和発酵ケミカル、合成脂肪酸「イソノナン酸」設備増強へ | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:協和発酵ケミカル |
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協和発酵ケミカルは、合成脂肪酸の1種であるイソノナン酸の需要増加に対応するため、2008年内に千葉工場の「キョーワノイックーN」(商品名)製造設備を、現有年産12,000トンから世界規模となる同20,000トンへ増設する方針を決めた。所要資金は数億円の見込み。 イソノナン酸は、代替フロン(HFC:ハイドロフルオロカーボン)に対応した空調機や冷凍機器の冷凍機油原料として、国内外で需要が拡大している。今後も、世界的な環境保全意識の高まりから、米国及び中国を中心としたアジア地区で拡大が見込まれている。 千葉工場では、1997年12月に年産5,000トンのイソノナン酸専用設備が営業生産を開始して以来、2004年に7,000トン、2005年に12,000トンへと増強し、現在もフル稼動状態が続いている。 同社は今回の増強に合わせて、北東アジアマーケットを中心に製品の安定供給体制を整備し、四日市工場のオクチル酸とともに合成脂肪酸のリーディングカンパニーを目指す。 【協和発酵ケミカルの会社概要】 (1)本 社 : 東京都中央区日本橋室町3-2-15 (Tel :03-3510-3550) (2)資本金 : 53.2億円 (協和発酵工業 100%) (3)代表者 : 代表取締役社長 吉川 實 (4)売上高 : 986億円 (平成19年3月期) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1187589619.doc |