2001年06月22日 |
クウェートのナフサのプレミアムも決定 |
8月からの1年間分も13ドルに据え置き |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:昭和電工、住友化学、住友商事、丸善石油化学、丸紅、三井物産、三菱化学、三菱商事 |
わが国の石油化学企業や大手商社がロンドンでクウェート石油公社(KPC)との間で進めていたナフサのプレミアム価格交渉が日本時間の22日決着した。 今年8月から来年7月までの1年間に取り引きされるナフサを対象としたもので、MOP・A(ミーンオブプラッツオイルグラム・アラビアンガルフコースト=プラッツの表示によるスポット価格のうちのC&F・ジャパンの中値から日本-アラビア湾間のフレートを引いた価格と同じ)にトン当たり13ドルを上乗せすることで決着した。昨年8月から今年7月までの1年間分、ならびに、今年3月から来年2月までのサイクル分と同じである。日本側は、同11ドルへの引き下げを強く希望したが、KPCの頑強な抵抗にあってやむなく妥協したようだ。 日本企業は、丸善石油化学、三菱化学、住友化学工業、昭和電工、三菱商事、丸紅、住友商事、三井物産などが交渉に参加した。また。韓国の現代石油化学や三星物産も同時期に交渉して同じ条件で決着したという。これで、サウジアラビア品の今年下期分、UAEの7月起こし分とともに大所と言えるプレミアム交渉は全て決着した。 なお、日本が輸入するナフサのうちクウェート産品が占める比率は、97~99年が18.2~18.8%(全体の第2位)、2000年が15.5%(同第3位)となっている。 |