2007年08月27日
ナフサの国際スポット相場が小反落
先週のC&F/ジャパンの平均は655ドルに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによるとナフサの国際スポット相場は先週半ばに各地で再び軟化、この結果わが国の商社や石油・石油化学企業が先週中に国際市場で契約した週平均価格はトン当たり約655ドルに下がった。もっとも、下げ幅は極めて小さく、5週間ぶりに反発した前の週の平均に比べると約2%安にとどまっている。
 
 C&F/ジャパンに少なからぬ影響力を持つ北西欧のCIF価格は、同633ドル半ばとなった模様。ただしこれも下げ幅は大きくなく、5週間振りに反発した前の週の平均を2.4%下回るにすぎない。
 
 北西欧のCIF価格とC&F/ジャパンがともに小反落となったのは、かねてから北西欧のナフサ価格を大きく左右する性格を持つ北海ブレントの原油相場が3週間連続して下降しているためと見る向きがわが国の石化業界には多い。