2001年06月22日 |
経済産業省の「CFC管理戦略」まとまる |
リサイクルと一体的システム構築へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は22日に開いた、産構審第3回オゾン層保護対策小委(小委員長、中井武東工大名誉教授)で、「CFC管理のあり方」の同省案を審議し、まとめた。関係各省とすり合わせた上、7月中にも最終案とする予定。 その中で、先に成立した「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律」(フロン回収破壊法)を早期、適切に実施していくため次の3項を推進するとしている。 (1)CFC使用製品・機器の生産から使用、廃棄に至るライフサイクルの中で、CFCの漏えい・放出による大気中への排出を抑制する。 (2)技術的・経済的実現可能性を考慮しながらCFC代替物質・技術の転換を促進する。 (3)CFC使用製品・機器など関係事業者が多岐にわたるため、適切に実情を把握し、CFCの回収、管理・破壊を推進する。製品リサイクルを行う分野ではリサイクルと一体的な回収システムの構築を考え、推進する。 なお、カーエアコンについては、現在わが国の自動車保有台数約7,000万台のうち2,000万台がCFC冷媒を使用したカーエアコン車となっているが、使用年数から2005~6年に向けて激減すると推定されている。 これについては「自動車リサイクル」と一体的に実施し、自動車製造・輸入業者はリサイクルを実施する事業者に対して回収などの料金を支払う、またユーザーには処理に必要な料金を請求できるようにする案が盛り込まれた。 |