2007年08月28日
カーボンブラックの出荷、7月は再び前年超え
ゴム用も非ゴム用も着実な伸び取り戻す
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会が28日に集計したところによると、カーボンブラックの7月の総生産量は前年同月比2.0%増の74,078トン、総出荷量は同2.2%増の73,675トンとなった。
 生産の前年同月超えは、6月に続いて今年4度目。出荷の前年同月超えは2ヵ月ぶりで今年に入ってからはこれが4度目。生産量と出荷量がともに前年同月を上回ったのは今年1月いらい6ヵ月振りのこと。
 
 出荷が再び前年同月を上回ったのは、総出荷量の94〜95%を占めるゴム用の出荷が前年同月を1.8%上回る69,437トンとなって2ヵ月ぶりに前年超えに転じたことと、非ゴム用が8.9%もの増加を遂げたことによる。
 
 この結果、カーボンブラックの今年1月から7月までの生産・出荷の累計は、生産が481,117トン、出荷が481,154トンとなった。前年同期に比較すると、生産は0.5%増、出荷は0.4%増となる。いずれもほぼ前年並みということになる。出荷のうちゴム用は454,003トンで同0.4%増となっている。
 ちなみに同協会の今年の需要見通しは、輸入量含みで前年比0.1%増の938,585トンとなっている。