2007年09月03日
BASF、上海にPolyTHF ラボを新設、技術サービス強化へ
【カテゴリー】:海外(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:BASF

 BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は3日、2007年末までにBASFポリウレタンスペシャルティ社(中国)の上海浦東拠点にポリテトラヒドロフラン(PolyTHFR)のアプリケーションラボを新設すると発表した。

 これにより同社は、高弾性スパンデックス繊維や熱可塑性ポリウレタン及びポリエーテルエステルエラストマー(TPU、TPEE)など、PolyTHF の使用が増加している分野を中心に、アジア太平洋地域におけるテクニカルサービス体制のさらなる強化を図る。

 ラボでは最新のポリマー分析論を応用したさまざまな試験設備を用意し、個々の顧客ニーズに対応できるようにする。少量サンプル用のラボスケール合成設備も設置することで、そうしたサンプルを、スパンデックスポリマーやTPU/TPEE プラスチックの要求特性を精緻化するために利用することができるようになる。
 
 また、PolyTHF をベースとしたカスタマイズされた新規処方の開発や既存品の改良、さらに、PolyTHF をベースとした製品の機械特性や熱特性をアプリケーションニーズに合わせて調整することも可能となる。サンプルや試験片の分析、および顧客プラントの立ちあげサポートなども行う。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1188792487.pdf