2007年09月04日 |
三菱化学メディア、マスタリング用高品質DVD-Rを新発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱化学メディア |
三菱化学メディアは4日、マスタリング(注:1)用の追記型DVD、Green Tune(グリーン・チューン)DVD-Rを10月中旬から発売すると発表した。プロフェッショナルの音楽制作のために、最高の音質を再現するディスクだという。 同社は、2005年にマスタリング用Green Tune CD-Rを発売したが、マスタリング業界ではDDPフォーマット(注:2)が普及し、より大容量が必要になってきた。そこで、これまでの経験と技術を活かし、プロの厳しい要求に応える高品質のディスクを完成した。 最大のポイントは、反射膜に高音質と高耐久を実現する純金反射膜(注:3)を採用したことで、これにより、音の透明感と奥行き感を実現した。長期保存性(長寿命)も向上した。 記録面には、同社が開発した信頼性の高いAZO色素を採用した。青紫レーザー対応の次世代ディスクに応用した高精度成形技術もディスク特性向上に大きく貢献している。 また、記録面をキズやヨゴレから守るハードコート(注:4)を採用した。 ■ 解説 【注:1】 音楽CDなどを作るときにプレス用の原盤を作成する作業のこと。音量や音質、音圧の調整、さらに曲順決定などを含めた制作行程全体を指すこともある。 【注:2】 Disc Description Protocol (DDP)フォーマット。光磁気ディスクを複製・製造するために必要なマスターディスク用のファイルフォーマット。 【注:3】 反射膜に純金を使用。 【注:4】 従来品DVD-Rと比べ耐久性が向上。高温/高湿度(90℃/80%RH)条件下でのアーカイバル試験結果。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1188878249.pdf |