2007年09月06日
環境省、学校のエコ化で11億円の予算を要求
合計27校の断熱化と環境教育を支援
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は08〜09年度において合計27の学校のエコ改修と環境教育を支援していく方針を固めた。このため08年度分として11億円の石油特別会計予算を財務省に要求していく。
 
 これは、全国の小・中・高校の中でCO2の削減と学習環境の改善を目的に校舎の断熱化と環境教育に取り組む学校を選んで必要資金の一部を補助するというもの。
 これまで合計10校が対象に選ばれ、1校平均1億円の補助金を得て校舎の断熱改修を実施してきた。その中の一つの北海道黒松内中学校では、2階建ての校舎の窓を全て塩ビサッシと複層ガラスによる断熱窓に切り替えて大きな成果を上げている。
 
 環境省が来年度から2年計画でエコ改修を支援していくことにしている27校のうち、すでに採択が決定している学校は、浦和高等学校、群馬県太田市の中央小学校、福井県坂井市の鳴鹿小学校、福井県若狭町の三方中学校、島根県海士町の海士中学校、愛媛県伊予市の翠小学校、京都府八幡市の男山第二中学校の各校。