2007年09月06日 | |
信越化学、ドイツで医薬用メチルセルロース生産 | |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
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信越化学工業は6日、ドイツの子会社のSEタイローズ(SE Tylose GmbH & Co.KG)が2009年4月をめどに医薬用メチルセルロースの生産を開始すると発表した。日本の直江津工場(新潟県)でも08年10月をめどに医薬用メチルセルロースの生産能力を増強する。 SEタイローズは、これまで建材用メチルセルロースを生産していたが、建材用の能力増強を機に医薬用メチルセルロース設備も新設することにした。 SEタイローズのメチルセルロースの生産能力は現有年産4万トンから1万トン増の同5万トンとなる。直江津工場と合わせて信越化学全体のメチルセルロースの生産能力は年産約7万トンとなる。投資額は日・独合計約300億円。 同社は今年3月20日に直江津工場のセルロース製造設備が爆発・火災事故を起こし、一時は全セルロース設備が操業停止の事態を招いた。 その後は事故プラントを除き、5月後半から順次操業を再開したが、需要家筋に与えた影響が大きかったため、安定供給をめざし生産体制を強化することにした。 セルロース誘導体はパルプを主原料とする水溶性高分子で、建築用、医薬用のほか食品、トイレタリー、土木など幅広い用途を持っている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1189066192.doc |