2007年09月07日
松下電工、出光興産など3社、「有機EL照明」共同開発へ
NEDO委託事業、家庭エネルギーの消費削減に“一役”
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:出光興産、松下電工

 松下電工、出光興産、タツモ(本社:岡山市)の3社は7日、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した、2007年度委託事業「有機発光機構を用いた高効率照明技術の開発」を受託したと発表した。
 
 蛍光灯光源に替わる、高い演色性と長寿命・高効率の「有機EL発光デバイス」を開発することで、一般家庭でのエネルギー消費削減をめざす。
 
 松下電工は高性能デバイス技術および蒸着・封止プロセス技術、出光興産は有機EL材料、タツモは塗布プロセス技術の開発をそれぞれ受け持つ。照明器具、材料、装置メーカーが一体となって「有機EL照明」の実用化を加速する。
 
 山形大学大学院理工学研究科・城戸淳二教授、東京大学大学院工学系研究科・山口由岐夫教授、青山学院大学理工学部・重里有三教授の3氏が研究を支援する。
 
 なお、NEDOの実施期間は07年9月から2010年3月までの2年半。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1189130697.tif