2007年09月10日 |
昭電、ガラス基板用研磨材「ショウロックス」来月から値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は、液晶ガラスやハードディスク用ガラス基板の表面研磨材である酸化セリウム(商標名:ショウロックス)の価格改定実施を決め、需要家との交渉を開始した。 液晶テレビやハードディスク用のガラス基板は引続き好調で、今後も市場の拡大が見込まれているが、昭電の酸化セリウム研磨材ショウロックス・シリーズも、これらのガラス基板の精密研磨に不可欠な材料として好調な販売を続けている。 だが、主原料である中国産酸化希土は、中国政府による輸出税の課税や輸出許可枠の削減による輸出許可証の手数料高騰、さらに一部原料工場の生産停止による需給のタイト化により、市場価格が高騰している。このため同社はコスト上昇分の一部を製品価格に転嫁することにした。 値上げ幅は「ショウロックス」(乾粉タイプ)1キログラムあたり150円で、10月納入分から実施する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1189401178.doc |