2007年09月10日 |
ナフサの国際スポット価格が小幅反発 |
日・欧向けがともに2週連続で上昇 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると、先週のナフサの国際スポット価格は日本向けも北西欧向けもともに前の週の平均を小幅ながら上回った。 日本向けのC&F価格(C&F/ジャパン)の先週の平均はトン当たり681ドル半ばで、前の週の平均に比べると同6ドル強(約1%)の値上がりとなっている。2週連続の上昇で、週単位の最近のボトムである前々週の平均に比べると同27ドル弱(4.1%)高ということになる。 一方、北西欧向けの先週の平均CIF価格は同7674ドル強で、前の週の平均を同11ドル弱(1.6%)上回った。これも2週連続の反発となっている。週単位の最近のボトムである4週前の平均に比べると同41ドル弱(6.5%)の上昇である。 いずれも原油のスポット相場が軒並み反騰を続けていることに伴うもの。ただし、この2週間の原油スポット相場の上昇率はWTIが8.3%、ブレントが7.3%とともに高く、最も小幅のドバイでも5.0%となっている。それらに比べるとナフサのスポット価格の反発率は極めて小さい。 |