2007年09月12日
旭硝子、旭ファイバーグラスの事業を分割し譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は12日、子会社の旭ファイバーグラスについて、同日の取締役会で同社の全事業(ガラス短繊維事業と工業材料事業)を同社から分割し、新設する新会社に全株式を譲渡することを決めたと発表した。
 
旭ファイバーグラス(AFGC)は、主に住宅用断熱材に用いられるガラス短繊維や工業材料であるガラス繊維強化樹脂などを製造・販売してきたが、グループ企業としてのシナジーが少ないなどから同事業を分離し、株式を譲渡することにした。

 主要事業であるガラス短繊維事業と工業材料事業を同社から新設分割した上で、新設会社(商号:旭ファイバーグラス=新AFGC)の全株式を譲渡する。
 
 譲渡先は、日本政策投資銀行と投資ファンド会社WISE PARTNERSが運営する持株会社、グローバル・インシュレーションで、主要事業以外の非営業資産(土地・建物等)は、旭ファイバーグラスから商号変更する、AGCエステート(仮称)が保有。AGCエステートの全株式は引き続き旭硝子が保有する。
 
 新AFGCの株式引渡しは07年11月1日の予定。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1189578310.pdf