2007年09月13日
独・エボニック インダストリーズ 、上海にMMA新工場 15日着工
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:デグサジャパン

 ドイツ・エボニック インダストリーズは13日、上海化学工業区(SCIP)に新設するメタクリル酸メチル(MMA)とメタクリル系スペシャリティ製品の総合製造施設の鍬入れ式を15日に行うと発表した。総額約2億5,000 万ユーロを投資する。

 同社のクラウス・エンゲル化学事業部門担当取締役は「このプロジェクトは私たちのグローバル成長戦略において非常に重要だ。今回の投資は世界有数のメタクリル製造会社としての地位を確立するものとなる」と語った。
 
 2億5,000 万ユーロの投資額は、エボニックの化学事業分野の投資としては過去2番目の規模。工場は2009年に完成し、操業開始する予定。

 工場は、年間製造能力約10万トンのMMAプラントのほか、メタクリル酸、メタクリル酸ブチルおよびPMMA モールディングコンパウンドの製造施設からなる。

 施設は7つの工場で構成され、エボニック インダストリーズが所有しているマルチユーザーサイトSCIP に建設される。同サイトではすでに2006年6月からポリエステルと顔料の製造施設が操業を開始している。また、スペシャリティポリマー向け重縮合及びコンパウンド工場が新たに稼動することになっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1189672628.pdf