2007年09月14日 |
CDMプロジェクト、三菱商事など3社5件 政府承認 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:三菱商事 |
経産省は14日、日本カーボンファイナンス、三菱商事、ローディアジャパンの3社から申請のあった計5件のCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトが政府承認されたと発表した。わが国政府が承認したCDM/JIプロジェクトは合計223件、CO2排出削減量は9,928.7万トンとなった。 【日本カーボンファイナンス】(1) ・実施国 :インド ・プロジェクト名 :温暖化ガス排出量の少ない車両の地下鉄への導入。 ・プロジェクトの概要 :地下鉄車両のモーターを改良することによりブレーキ作動時のエネルギーを電力に変換、約33%の電力を節約する。 ・CO2排出削減量予測(年間) :4.1万トン。 【日本カーボンファイナンス】(2) ・実施国 :スリランカ ・プロジェクト名 :バダルガマにおけるココナツ殻の木炭化及び発電プロジェクト。 ・プロジェクトの概要 :原料であるココナツシェルを熱分解により木炭へ転換し、放出されるガスエネルギーを用いて5.5MWの発電を行う。 ・CO2排出削減量予測(年間) :5.2万トン。 【三菱商事】(1) ・実施国 :中国 ・プロジェクト名 :四川省巴郎口に96MWの水力発電プロジェクト。 ・プロジェクトの概要 :四川省康定県に96MWの流れ込み式水力発電設備を建設する。 ・CO2排出削減量予測(年間) :34万トン。 【三菱商事】(2) ・実施国 :中国 ・プロジェクト名 :四川省松林河に45MWの水力発電プロジェクト。 ・プロジェクトの概要 :四川省松林河に45MWの流れ込み式水力発電設備を建設する。 ・CO2排出削減量予測(年間) :17万トン。 【ローディアジャパン】 ・実施国 :ブラジル ・プロジェクト名 :サンパウロ州における亜酸化窒素排出削減プロジェクト。 ・プロジェクトの概要 :アジピン酸製造時に放出される亜酸化窒素の熱分解工場を設置する。アジピン酸工場は、生産能力85,000トン、アジピン酸1キログラムあたり0.27キログラムの亜酸化窒素が生成するとすれば、ベースラインはCO2換算713万トンとなる。プロジェクトによる子2削減量は、596万トンと予想される。 ・CO2排出削減量予測(年間) :596万トン。 |