2007年09月19日
PSPの8月の出荷、前年同月の8.0%減に
一般反とラミ丼の不振が響く
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シート(PSP)の8月の総出荷数量は8,640トンとなった。前年同月の実績を8.0%下回っている。これでPSPの月間出荷量は3ヵ月連続の前年同月割れとなった。
 
 PSPの出荷の前年同月割れは、今年に入ってこれが6度目。前年に対する縮小率は8月が最も大きい。これには、一般反とラミネート丼用の大幅な落ち込みが大きく影響している。8月は全ての品種がマイナス成長となり、主力のトレー反も前年を2.2%下回り、またラミネート一般も3.1%減となった。しかしそれ以上に不振であったのは一般反とラミ丼用で、前者は18%、後者は10.0%それぞれ前年同月を下回った。
 
 この結果、今年1月から8月までの出荷の累計は71,310トンとなった。前年同期の実績を2.2%下回っている。全ての需要分野が前年同期を下回っている。最大消費分野のトレー反は31,410トンで0.5%減にとどまっているが、トレー反に次いで消費量の多いラミネート丼用が5.3%減の18,400トンと大きく落ち込んでいるのが響いている。一般反は15,830トンで同1.7%減、ラミネート一般は5,670トンで同2.9%減となっている。