2007年09月25日
スポットナフサ価格、日欧ともに700ドル台が続く
先週のC&F/ジャパンの平均は722ドル半ば
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 原油のスポット相場の高騰に連動するかたちでナフサの国際スポット価格も各地で急上昇してきた。エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油・石油化学企業等が国際スポット市場で先週中に契約したC&F価格の週平均単価は1トン当たり722ドル台の半ばとなった模様。また、北西欧のCIF価格も700ドルの大台を超えて708ドル弱になったと見られている。
 
 C&F/ジャパンもCIF/NWEも、週平均価格が同700ドル台となるのはともに7月第2週いらい10週間振り。うちC&F/ジャパンの価格は4周連続の上昇で、前の週の平均に対しては4.5%の値上がりとなっている。週明けも729ドル強となっており、この結果8日連続の700ドル台となった。 CIF/NWEも4周連続の上昇で、前の週に比較すると4%弱高くなっている。週明けの価格は719ドル半ばで、この結果4日連続の700ドル台となった。
 
 先週の契約分がわが国に到着するのは11月上・中旬となる見通しだが、実際に入手価格には同10ドル前後のプレミアムが加算されることになりそう。その場合の炉前価格は為替を1ドル115円と仮定すると1キロリットル当たり6万600円ていどとなる。