2007年09月25日
PPフィルムの出荷、8月も前年超えに
OPの食品用とCPの繊維・雑貨その他が好調
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が集計したところによると、同フィルムの8月の出荷量はOPP(PP延伸フィルム)もCPP(PP無延伸フィルム)もともに前年同月の実績を上回った。いずれも2ヵ月連続の前年同月超えである。
 
 それぞれの8月の出荷数量は、OPPが20,167トンで前年同月比2.0%増、CPPが12,621トンで同0.6%増となっている。OPPは今年に入って3度目の前年同月超えであり、またCPPはこれが4度目の前年同月超えとなった。

 OPPが前年を上回ったのは、最大消費分野である食品包装用が2ヵ月連続の前年超えの3.9%増となって繊維・雑貨用の7.6%減を補ったため。工業用その他は0.4%増にとどまっている。

 一方のCPPはわずかながら前年を上回った。繊維・雑貨その他用が24.5%伸びて食品包装用と工業用の落ち込みをカバーした。工業用は9.2%減で、今年に入って初めてのマイナス成長となった。食品包装用は2.5%減で2ヵ月ぶり、今年6度目の前年同月割れとなった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1190699343.tif