2007年10月02日 | |
三菱ガス化学、水島にメタキシレン万トン設備新設 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
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三菱ガス化学は2日、水島工場(岡山県倉敷市)のメタキシレン(MX)製造設備大幅増強を決めたと発表した。 同工場のキシレンコンプレックス内に年産7万トンの新設備を建設し、現有15万トンと合わせて年産22万トン能力とするもので、所要資金は50ー100億円。商業運転開始は2009年秋の予定。同社は現在世界最大のMX製造メーカーだが、増強により一層の事業基盤強化を図る。 同社は、混合キシレンの分離・異性化によって得られるキシレン異性体やその誘導品を中心にキシレン事業を展開しているが、とくに独自技術を持つMX及びメタキシレンジアミン(MXDA)、高純度イソフタル酸などの誘導品をコア事業として強化してきた。 MXDAは、MXナイロン原料やエポキシ樹脂硬化剤として、また高純度イソフタル酸は主にPETボトル向け添加剤として需要が好調で、今後も伸長が見込まれている。 このため子会社のエイ・ジイ・インタナショナルケミカルでは、高純度イソフタル酸10万トン設備を建設中。また、三菱ガス化学は水島工場に建設中だったMXDA2万トン設備が完成し、商業運転を準備中である。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1191315969.pdf |