2007年10月03日 |
BZの10月の価格、米国でもアジアでも小反発 |
原油価格の高騰が影響、ACPはトン990ドルに |
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
ベンゼン(BZ)の10月のコントラクト価格が米国でもアジア地域でも反騰することになった。 米国のコントラクト価格(USCP)はガロン当たり349セントに、一方のアジア地域のコントラクト価格(ACP)はトン当たり990ドルに引き上げられることがそれぞれの地域の大手サプライヤーとユーザーとの話し合いで決まった。USCPの価格をトン当たりに換算すると1,047ドルとなる。 9月に比べるとUSCPは同13セント(トン当たり39ドル)、ACPは同20ドルの値上がりとなる。USCPは5ヵ月振りの、ACPは4ヵ月振りの反騰となる。いずれも最近の原油価格の高騰に影響されてのもの。ただし、BZは需給バランスが原油と異なりさほどタイトでないためUSCPもACPもともに小幅の底上げにとどまることとなった。 USCPは今年の最高値を記録した5月に比べると同71(同213ドル)セント安い。ボトムの2月に対比すると同23セント(同69ドル)高い。ACPはピークの6月を同120ドル下回り、ボトムの2月を同40ドル上回ることになる。 |